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機能訓練指導員養成セミナーに参加しました

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機能訓練指導員と一緒に運動しましょう。

介護予防研究会主催「機能訓練指導員養成セミナー」に鍼灸師として参加しました。平成30年から

介護認定軽度の施設利用者に対して行う機能回復の方法、指導などを細かく講師の方々から説明を受けました。

 

高齢化が進んで、今後、益々ニーズの高まることは疑う余地もなく、非常に有意義なセミナーでした。

 

日々の生活(ADL)(IADL)を細かく分解して身体の機能のメカニズムを理解し、生活機能の向上を目標に機能訓練を指導することは、とても大切なことです。「ADL」とはActivities of Daily Livingの略で、日常生活動作の「起居動作・移乗・移動・食事・更衣・排泄・入浴・整容」のことです。

 

老化による筋力の低下は、知らず知らずのうちに当たり前だった日常生活の動作に支障をもたらします。老化は、すべての人々が通っていく道だと考えると見逃すことのできない分野であると思います。

 

機能訓練指導員と一緒に運動しましょう。

特にADLの中で嚥下・誤嚥については、私の専門分野です。

 

の後方変位を原因として、舌骨の下方変位引き起こされます。それによって、嚥下時の舌の垂直運動が減少し、食塊の移動(口腔相から咽頭相へ)をスムーズに行うことが難しくなります。

➡つまり、顎の位置がズレると、食べ物を飲み込みにくくなるのです。

 

骨の下方変位は誤嚥の原因になる喉頭蓋の動きを妨げる要因の一つになります。

➡つまり、舌の位置がズレると、食べ物が気道に入るのを防いでいる喉頭蓋の動きを妨げるため、誤嚥が起きやすくなります。

 

嚥下が不自由になると、細かく刻んだり、飲み物にとろみをつけたりと、料理本来のおいしさを損なうような必要も出てきてしまいます。食事は人生における大きな楽しみの1つですから、正しい指導の知識を得て、患者様の顎や舌の機能回復の手助けをしたいと考えています。