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全身のバランス調整


身体の不調とは

人には身体の調子が良い時、あるいは悪い時があります。調子が悪い時の原因には、大きく分けると二つ考えられます。

1. 器質的な障害による不調


第1の不調には、突発性外傷、過度の負担による損傷、先天的な疾患、感染症、などが考えられます。

つまり、局所、身体全体を問わず器質的な損傷による機能障害による身体の不調となります。このような状態のカラダの不調はその局所性の疾患を治療、処置することが優先されます。

 

西洋医学のもとで検査、診断後に適切な処置、投薬が行われ身体の状態は回復して健康な状態になります。

2. 心身バランスの乱れによる不調


第2の不調は内臓、精神的な要素の乱れによる身体の不調です。

これは特別な機能的な疾患によるものでは無く、五臓(肝、心、脾、肺、腎)と精神、心の調和が失われる時、身体は不調に陥ります。これらの臓器が均等に、中庸に支え合うことができる状態がそれぞれの個体の健康状態と考えます。

 

五臓の各臓器にはそれぞれ重要な役割が与えられています。そしてそれぞれの臓器が互いにある時には助け合い、またある時には牽制し五臓の相互関係が中庸になるように保つよう働きかけます。

 

 

中庸を保つことで、高齢化社会において、

最も関心の高い 健康寿命を延ばす

ことができます。

 

ところがこの五臓の関係で中庸が失われた時には身体は不調となります。五臓の各臓器の中庸が失われる時には、どこかの臓器が亢進して、どこかの臓器が低迷します。この時、臓器の亢進が先に生じたのか、反対に臓器の低迷が先に生じたのかそれは分かりません。いずれにしても身体の不調が生じます。これが未病という状態になります。この様な状態が長期に続いていると病気になります。

 

 東洋医学をもとに行われる鍼灸治療はこの二つ目の身体の不調を不定愁訴として来院する患者を対象に施術を行うことで、個々の患者の五臓の調和と心身のバランスを回復できることになります。一旦病気になり投薬、手術などを経て回復した場合なかなか元の身体の状態になるには時間が掛かります。場合によっては完全に復調することが難しいケースも少なくありません。

 

 

当院ではなるべくこの様な状態になる前に身体を復調することができる様に治療、施術することが最善と考えます。早めのご相談・ご来院をお待ちしています。

≪経絡治療≫


気とからだの調和を大切にしています

健康=バランス

と考えます

“気”には親から貰った先天の気と自らが生み出した後天の“気”があります。

“からだ”は五臓六腑により維持されています。

 

これらの『臓器それぞれが調和して強すぎず、弱すぎず支え合って日々の生理を維持している状態』をいわゆる健康と考えます。当院ではこの点に注目して治療を行っています。


全身の調整法

まずは頭部の周囲の筋緊張を緩めます。

次に頸部に走行している後頭部の筋肉の緊張を緩めます。

特に側頭部の筋緊張は効果満点で、人によってはこれだれで肩こりが解消されます。

頭部、頸部の緊張、アンバランスが減少すると腰部のバランスも自動的に解消されます。


鍼灸治療は1回の治療ですぐ治りますか?

身体の不調に患者様が自身で気づくのはある程度の時間が経過しています。したがって治療後すぐに快調になることは少なく、何回か治療を行う必要があります。またある程度の時間をかけて治療した方が施術後の体調の安定につながります。

 

鍼灸治療では前述している臓器の亢進を中庸に引き下げ、低迷している臓器を中庸に引き上げるという二つの作業が必要であり、さらには五臓全体の調和を図ることが重要となります。これにはある程度の時間がどうしても必要になります。

 

植物でもいったん折れてしまった枝はもとに戻すことはできませんが、折れる前ならば養生すれば回復して新たに若葉を芽生えることが出来ます。