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局部の治療には様々な手法があります。あん摩、マッサージ、カイロプラクティスなどです。
鍼、灸治療は皮下組織に走行する経絡に刺激を与え自己治癒力を向上させることによる治療法です。
他の手法に比較して作用効果の持続時間が長く寛解作用が強いものと考えます。
また、鍼の刺激は速効性,有効性が高いと考えます。
局所に生じる筋緊張、硬結、血行不良などはあくまでも生体から発信する注意シグナルです。つまり、身体バランスの不良を何等かの経路で局所に危険信号として送っているのです。放置すれば、身体のあちこちに不調の傾向が飛び火していきます。早めの治療をお勧めします。
顎関節は側頭下窩に存在する関節窩で下顎顆頭、関節円板などで構成される関節構造です。
関節円板の変形、損傷あるいは下顎顆頭の形状変形により発症するものです。
急性症状のものであれば鍼灸治療で十分に対応できます。
頭部には両側に側頭筋が走行しています。これは咀嚼筋の一部で咬合運動に大きな役割を果たします。また、睡眠時のブラキシズム(歯ぎしり)、クレンチング(かみしめ)などの無意識の中での下顎運動にも大きく関係します。何等かの原因によりこの無意識下でのブラキシズム(かみしめ)の亢進は筋膜緊張性の頭痛の原因になる可能性があります。
鍼によって、側頭筋の緊張を緩め症状の緩和につなげます。
不定愁訴とは、病院の検査や診察などで原因がはっきりしない身体の不調を指します。「眠れない」「眠っても疲れが取れない」「だるい」「訳もなくイライラする」など、患者様にとってはとても辛い症状ばかりです。
頭の骨は複数の骨により構成されています。その中で注目すべき骨は、側頭骨です。
側頭骨には聴覚、三半規管などの重要な器官が存在しています。
顎のズレが生じると側頭骨の位置にも微量のズレが生じます。このズレが原因となって、重要な器官に影響を及ぼし、様々な生理的不調和(不定愁訴)を生み出すことが考えられます。 そのため、顎のズレを正し、頭部の骨バランスを整えることにより、不定愁訴が軽減することが考えられます。
近年、美容鍼・美顔鍼が多くの人々の注目を集めています。
鍼によって美顔の効果がもたらされるのはなぜでしょう。
正面観で見ると顔面の約1/3の面積は咬筋、咀嚼筋で占められています。下顎のズレが生じると左右の咀嚼筋の対称性が失われ、顔面(正面観)のアンバランスが起きます。下顎のズレには表情筋も追従することになり、顔全体の不調和を引き起こし、結果的にほうれい線の顕在化,顔面幅径の増大となります。
美顔鍼によって、下顎のズレを修正し、表情筋・咀嚼筋の調和を行うことで本来の美しい顔面表情を回復することが可能になります。
顎のズレと頭蓋骨のズレの関連については、先に述べました。頭蓋骨のズレは、また、頸椎のズレにも相関性があり、多くの方では頭部、頸部のズレが同時発生的に認められます。
頸椎には多くの脈管が走行していることから、血管系、神経(自律神経、深部感覚)に少なからず影響が生じます。
そのため鍼灸によるズレの治療は、自律神経失調症などにも効果が見込まれます。
頭蓋骨を支持しているのは首そして肩甲骨になります。頭蓋骨の重心が前後、左右のいずれかにずれると首こり、肩こりが発生します。